タカノメ特殊部隊
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2016年、ラジオ塔についての動きを振り返る
年の瀬ですね。
大変すいません・・・、この冬のコミケには参加せず、充電期間としております。
夏コミにむけて新刊が出せるよう、しっかりといいものを作っていこうと思っています。

さて、あまり普段から私の活動などをご報告できていませんので、ここで今年一年の岡山で起こったラジオ塔の動きなどを振り返ります。
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●上伊福西公園ラジオ塔が復活
2016年の夏、岡山市北区にある上伊福西公園のラジオ塔を復活させようという動きがありました。
公園のある津倉町の方々は、今までこの塔が何の塔なのかご存知なかったのですが、私の本をきっかけにして、これがラジオ塔だということがわかったそうです。
地元の公園にこんなお宝が!ということで、このラジオ塔を復活させて音を出せるようにしよう!という動きとなりました。
そして津倉町の方々の手によって、ラジオ塔のリニューアルが行われたのです。
まずは、汚れていたラジオ塔の壁面を高圧洗浄してきれいになりました。
そして、ラジオ塔上部にラジオを入れられるようにするために、4つの窓に取り付ける「鎧戸」が手作りされました。
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この鎧戸の形状については、見本としたものがあります。
じつは、ラジオ塔が現役だった頃のことを覚えてらっしゃる町内の方がおられまして、その方が当時、ラジオ塔に元々付いていた鎧戸の形状を参考にして、ご自宅の窓に付ける鎧戸を自作したそうなんです。
そのご自宅の鎧戸は現在も残っており、それが↓こちらです。
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実物を真似て作ったものから、再び本物に取り付ける鎧戸が作られるとは!
時間を超えて巡り巡ってこうやって復活することがわかっていたかのような不思議なエピソードです。
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また、当時のラジオ塔の鎧戸の色については、どなたも覚えてらっしゃらなかったために、皆さんでこの緑色にお決めになったそうです。

そして、ラジオ塔にハシゴがかけられ、窓が設置されていきます。
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なお、内側へのアクセスが必要なので、背面には扉が付けられました。
ラジオの設備につては、現段階では家庭用のラジオを置くだけです。
音を出すときには、使用のたびに後ろの扉からラジオを入れます。
電源もありませんから、延長コードで引っ張ってきます。
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また同時に、塔の足元にラジオ塔の説明板が設置されました。
これで知らない方にも、これがラジオ塔だということがはっきり伝わりますね。
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こうしてラジオ塔の復元が完了。
鎧戸がついて引き締まった感じになりました。
緑色はなかなか似合っていますね~。
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これが本来のラジオ塔の姿というわけですね。
なんともうれしい変貌を遂げました!




●ラジオ塔でラジオ体操
復活したラジオ塔。もちろん使うために復活したのです。
夏休み初日、朝6時半。
とうとうラジオ体操が、ラジオ塔からの音声で行われました!
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なんという素晴らしい光景!
私が待ち望んでいたもの、見たかった光景、聴きたかった音、それが叶いました!
ラジオ塔に出会ってほんとうによかった。

そして、津倉町のみなさんの熱意にも驚きました。
地元を愛するお気持ち、みなさんが協力し合うご姿勢、感服いたしました。

じつは、ラジオ塔復活の計画は、まだまだ続くそうです。
将来的にはしっかりとした放送設備を設置することを目指しておられます。
現在の家庭用のラジオでは、音量は限られていて、この公園でラジオ体操をするにはどうしても力不足なのです。
また、使うたびに毎回ハシゴをかけてラジオを入れるというのは、手間がかかり大変です。
そして、ただラジオを聞くことができるだけではなく、例えば防災無線の機能も持たせるなど、ラジオ塔を活用する案も探って行かれるとのことです。
そうするには予算も必要ですし、行政との連携も必須となります。
簡単にはいかないかもしれませんが、どうかいい方向に運べばいいなと願っております。




●ラジオ塔について公演する
話は少々前後しますが、上伊福西公園のある地元津倉町ではラジオ塔を復活させるにあたり、私にラジオ塔というものがどういうものかを、説明してほしい旨の要請がありました。
そして、ラジオ塔の復活作業が行われる直前の上伊福西公園。
その一角にある集会場にて、町内の方々を前に講演をさせていただきました。
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パソコンで作成した画面を上映し、「ラジオ塔とは」「戦争とラジオ塔」「各地のラジオ塔」「上伊福西公園のラジオ塔」といった項目で、約1時間ほど話しました。
誰かに何かを説明することに慣れておらず、お聞き苦しいところが多々あったかと思いますが、どうにか無事に話すことができました。
喜んでいただけたでしょうかねぇ。
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●ラジオ塔の傍でお月見茶会
秋になりました。津倉町の方からは、お茶会へのお誘いをいただきましたので、おじゃまさせていただきました。
そのお茶会とは、こんなかんじです。
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ラジオ塔が建っている横には、ステージのように高くなったところがあり、芝生が敷き詰められて、花壇やパーゴラやベンチがあります。
ここでにお茶席が設けられ、子どもたちがたてたお抹茶が振る舞われ、お月見しようという催しです。
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写真からはわかりませんが、ラジオ塔からは琴の音が流されています。
これがまた風流でイイ!!
ラジオ塔をこんなふうに活用するとは、超素敵です!!

じつは、昨年までのお茶会は、集会場の中で行っていたそうなんです。
でも、今年はラジオ塔が復活したので、ラジオ塔の横で行うことにしたのだとか。

ここに参加させていただいてよくわかったんですが、この場所でお茶会をおこなって大正解だと思います!
日が傾いて涼しくなった夕方、芝生の上の心地良さと、ちょっと高いところからの風景と、おいしいお茶とお菓子。
もうこれだけでも最高ですが、ラジオ塔からの琴の音を聞きながら、私はほんとうに幸せな時間を過ごさせていただきました。

この公園のラジオ塔を知ってから、このステージの上でのんびりとラジオ塔からの音を聞きたいなぁって思っていたんですが、まさにこの日、それが実現しました。
ほんとに極上な時間をありがとうございました!
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●テレビに出演
上伊福西公園のラジオ塔の復活については、NHKさんのテレビカメラが追っかけていました。
それと同時に私も取材を受けまして、7月末にNHK岡山ローカルのニュース番組内で放送されました。
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テレビの映像を載せることができないのですが、かなーり濃い内容の番組となりました。
私などがテレビに出ていいんだろうか・・・ということは置いといて、私がラジオ塔に出会った経緯、なぜ興味を持ったのか、ラジオ塔の魅力、ラジオ体操を見ての感想など、それぞれのシーンを再現しながら話しました。
この放送で、岡山の方々には、少しはラジオ塔というものを知ってもらえたでしょうか?

↓この写真は、私がラジオ塔を撮影するシーンを撮ってもらっているところです。
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制作してくださったNHKのディレクターさんはとても熱心な方でしたし、丁寧にご準備をされて取材に望まれるという印象を持ちました。やはりプロはすごい!
こんな番組作りの現場に入らせてもらったのは初めてで、とても興味深いことでしたし、多くのことを学ばせてもらいました。




●ラジオに出演
3月と12月に、地元岡山のRSK山陽放送ラジオに出させていただき、ラジオ塔や本作りについて話してきました。
どちらも情報番組内のコーナーですね。
生番組中のスタジオにおじゃましてきました。
ラジオ塔というものはぜんぜん知名度がありませんので、まずはラジオ塔がどういうものかを説明するんですが、なるべくわかりやすく手短に説明するのって、ほんとに難しいですね。
ましてや、しゃべりが得意ではない私が、しかも生放送で話すわけです。
2回とも、グダグダでアドリブの利かないしゃべりでありました・・・。
とはいえ、このような機会で、少しづつラジオ塔の知名度が上がっていけばいいなと思います。






●桑田公園にあったラジオ塔のような塔
「ラヂオ塔大百科」において、ラジオ塔っぽいけど何の塔なのか謎だった塔があります。
↓こちらの、岡山市の「桑田公園」にある塔です。
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じつは、こちらの塔を調査されている福田さんといういう方が、その謎を解き明かしてくださいました。
結局のところ、桑田公園の塔は、やっぱりラジオ塔でした!
戦前に毎年発行されていた「ラジオ年鑑」という本に、全国のラジオ塔の一覧が記載されているのですが、その中の「岡山市大藤公園」(あるいは「岡山市大藪公園」と書かれている年もあるが、これは誤植のようです)がいったいどこなのかよくわかっていませんでした。
しかし、福田さんの調査によると、桑田公園の近に大藤公園が以前は存在していて、その大藤公園が無くなった際に、そこにあったラジオ塔が桑田公園に移転されたというのです。
これは、ほんとにうれしいお知らせでした!
私も桑田公園の塔を見つけたのは偶然でして、それがホントにラジオ塔だったとは!

その方の作られているおかやま街歩きノオトの最新刊の中で詳しく説明されています。
この本おもしろいので、街歩きのお供にぜひ!




●未発見のラジオ塔
2014年末に、全国のラジオ塔を網羅して紹介する本として「ラヂオ塔大百科」を発刊しましたが、それ以降、今まで発見していなかったラジオ塔と思われる塔があるという情報をいただきましたので、現地を訪ねてきました。

ここは名古屋市にある「志賀公園」のラジオ塔。
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これまでに見たラジオ塔とは一線を画する特徴的な形状です。
特に保存はされておらず、放置されているようです。
地元の方も、これが何なのかご存知ないとのことでした。
名古屋には、ここ以外にあと3か所ラジオ塔が残っていました。

また、大阪府箕面市にもひとつ残っていました。
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こちらはしっかりとコールサインが書かれています。
かなり小じんまりとした塔で、現存するラジオ塔の中では最小の部類でしょうね。
デザインは直線的で、潔いかんじの印象です。

他にも日本各地に数か所のラジオ塔らしき塔を見つけていますが、まだ十分に確認が取れていません。
それについてはまたの機会に・・・。




●2冊めのラジオ塔の本作りへ・・・
「ラヂオ塔大百科」を発刊して以降、各地のラジオ塔ではいくつか動きがあるようですね。
そろそろ、ラジオ塔本の次回作を考えなければいけないですね。
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